ダイソーカウンタ(100均万歩計改簡易データカウンタ)の作り方
家スロをやりはじめると、次に欲しくなってくるのが周辺機器。最近は家スロ向けの周辺機器も色々販売されていて、充実した家スロライフを送れるようになってきました。
ホール顔負けの装置や装飾を施しておられる家スロッターさんも多数おられますが、最新の機器や、家庭用に便利に作られた物は結構なお値段で、その予算で別の実機をつい買ってしまう方も少なくない筈w
そこで以前からある、所謂「ダイソーカウンタ」の作り方の一例を記録として当ブログにも残しておくことにします。
ググると色々出てくるのですが、リンク切れだったり、普段工作したりしない人には敷居が高い物だったりするので、予算、道具、作業工程を極力少なくした形で説明します。
まずは材料から。
100円ショップによってラインナップや形が違う物が結構あり、中には誤差が出て使えない物もあります。
今回チョイスしたのは「ダイソー」で販売されている画像の物。
同じくダイソーには、液晶が横長で本体がスケルトンカラーのかっこいい万歩計も販売していますが、そちらは誤差が出るので使わない方が無難です。
この画像のカウンターの良いところは「配線が楽」「リセットスイッチがタクトスイッチ」を使用している所でしょうか、液晶が小さいのがやや難点です。
ダイソーカウンタを作るうえで、一番のネックが実機の集中端子盤に繋げるカプラーかと思います。
実機を購入した時に、特に最近の5号機を販社さん等で買うと、画像のような変換用の中継コネクタがついている場合があります。
カプラーのピッチは約2.5mmなので、それに近いカプラーでも代用できます。PC用やオーディオ用にも使えるような物がありますので探してみてください。
どうしても本物が欲しい場合は、やや割高になりますが、販社さんで購入することもできます。
セブン春日井さんのこちらのページ等で販売しているような、データカウンタの変換ハーネスを使います。ちょっと勿体無いですが、出来上がりもそれなりのモノに見えたりしますw
後は配線がそのままでは恐らく短いので、延長用の銅線30cmくらいを2本用意します。カプラーに繋がっている配線と同じ色、太さにすると見た目が綺麗に仕上がります。
まずは裏蓋を外します。
本体背面の小さなプラスネジ3本を外すと簡単に外れます。
使用する道具としては、このネジが回せる精密ドライバーとコードの被覆を剥く為にニッパーかハサミがあれば最低限事足ります。
他にあると便利な物として、コードの絶縁に使う絶縁テープやビニールテープ、配線を通す為の穴を空ける為のドリルやキリのような物があると便利です。半田付けするのが確実ですし、ついでに穴空けとかも出来ますが、半田を使う時点で色々な意味で難易度が上がるので、ここでは使用しません。
裏蓋を外したら、本体上部(画像では本体右側)に付いている振り子部分を取り外します。
ネジ1本で止まっているだけなので、簡単に取り外せます。
バネの役割をしている、細い針金のような部品が付いていますが、引っ張れば簡単に抜けます。
本体両側の色違いの部分は溝に挟まっているだけなので、外しておきます。
外し終わったら、配線が2本半田付けされている部分から配線だけ切り離します。
配線を持って、何度か金具を捻ると綺麗に切れます。別にハサミやニッパーで切っても良いですが、この配線の被覆を剥くので、なるべく半田付けされた根元の方で切って、配線が短くなりすぎないようにしましょう。
配線だけになったら、先端を5mm程剥いて中の銅線を剥き出しにします。
剥いた配線に、別で用意してあった銅線を2本取り付けます。
画像は2本を繋いだ後、熱収縮チューブでカバーしました。
もちろん2本がショートしないように、別々で絶縁して下さい。
画像のは配線した後、片側だけ薄いテープで絶縁した後、2本一緒の収縮チューブでカバーしてあります。
配線が完了したら、繋いだ銅線の先の被覆を5mmから1cm程度剥いて、剥き出しになった銅線同士を触れさせてカウンターがカウントアップするか確認して下さい。線同士がくっつく度にカウントアップしていれば成功です。反応が無い場合は、もう一度配線がキチンと出来ているか確認して下さい。
次に配線を外に出す為に、本体横になる部品に穴を空けます。
本体右側にカウントをリセットするタクトスイッチが付いているので、配線も右から出した方が取り回ししやすいので、穴の空いている方の横板にもう一つ穴を空けます。
穴の位置はどこでも良いですが、リセットスイッチを押すのに邪魔にならないように。
画像では元あった穴の反対側に同じくらいの穴を空けてあります。配線を通すだけなので、もう少し小さな穴の方が良いかと思います。(今回はドリルの刃が丁度良いのがなかったので、多少大きめの穴になりました)
穴が空いたら、元通り組みなおして、そこに先程の配線を通して裏蓋を止めなおして本体側は完成。
本体から出た配線に、用意したカプラーの配線を取り付けます。
通常は6~8本の配線がついていると思われますので、カプラ裏の小さな穴から見える金具を先端の細い物で押しながら配線を引っ張ると、金具ごと配線が抜けるので2本残して抜きます。
繋いだ配線は、カプラーの①番と⑥番に配線します。
配線が出る所に小さく数字が書いてあるので、それを見て間違って配線しないようにして下さい。
全て完成したら、実機に取り付けて動作確認します。画像では面倒なので、コードは束ねたままですが、カウンタ本体は実機表側に取り付けます。
配線2本くらいなら、ドアをそのまま閉めてもつぶれる様な事はそうないと思います。一応確認しながらそっとドアを閉めて下さい。
カプラーを代用品で作った場合、①番と⑥番がどっちかわかりにくいですが、集中端子盤の一番奥側が①番です、⑥番はそこを基準に数えて下さい。
以上でダイソーカウンタの作り方の説明を終わります。
カウンタを取り付ける場所も問題ですが、本体裏側に吸盤等を取り付けると、実機の中段パネル等に取り付けられて非常に便利です。
カプラーさえ用意出来れば、他にかかる費用は本体の105円のみで作成出来ます。
延長用の銅線は、先にカプラーから使わない配線を抜いて、それを切って使うとお金がかかりません。
作業に要する時間としては、10分~15分くらいでしょうか。このタイプの万歩計なら、初めてでもそんなに難しいことはないと思います。
回転数がわかるだけでも、グッと楽しくなる家スロライフ。興味のある方は、是非挑戦してみて下さい。
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