Comicsの考察 ~その3~

いよいよ物語も佳境に入ります。

アニメ版と同じく、エウレカが人型コーラリアンである事を告げられるレントン。まだまだ子供のレントンにはどうして良いのかわからず、迷ったりもしますが、結局子供らしく素直な結論に達します。

この辺が子供らしさ、と言うかストレートな表現で好きです。言葉の裏にある心理的なトコを読む必要があるエヴァのそれとは違い、レントンは自分に正直だと思います。まあその分エウレカの方が大人びて、知らない事やわからない事もたくさんあるけれど、基本的な考え方はレントンよりも大人な感じがします。やはりその辺は女性だからでしょうか。
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コーラリアンの中で再び出会う二人。

漫画版のアネモネは、エウレカに限らず、他の人間に対してもアニメ版程敵意をむき出しにする場面はほとんどないように思います。

この時、コーラリアン・コアに「バイラルプログラム」を送り込む為にジ・エンドで出撃したアネモネですが、その時に自らも体を侵食され、その後は車椅子での生活になったようです(最終回で、バイラルプログラムが停止した後で、自力で立っているシーンがあったので、立てない訳ではないと思います)

アニメ版との決定的な違いは、レントンや仲間が、コーラリアンと人間の共存をなんとかしようと模索していたのに対し、漫画版ではコーラリアンと闘い、最後はスカブ・コーラルが消滅します。

トラパーのなくなった世界に新しく現れたモノ、それは「海」でした。
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コーラリアン・コアに侵食したバイラルプログラムを止める為に出撃するニルヴァーシュとジ・エンド。

ジ・エンドを操縦しているのは、なんとドミニク。レントンもドミニクも重傷を負いながら、最後の力を振り絞って、愛する人を救う為にコーラリアンの群れに立ち向かいます。

この時の二人は、世界が云々より、お互いの惚れた人を救いに行く事が何より大事だったのだと思います。

この出撃前に、アニメ版でも印象的だった「互いにやっかいな女に惚れたものだな」と、レントンに話しかけます。

アニメ版では、結構早い段階での話しでしたが、漫画版では最後の最後で出ます。

レントンとドミニクは、漫画版ではあまり面白い関係ではなかった感じです。ドミニクの性格がアニメ版に比べて大人びているせいかも知れませんが、レントンとの意地の張り合いのような小競り合いはほとんどありませんでした。
Lastscan8 ジ・エンドとドミニクの最期。

後半からの話は、アニメ版と大きく話が異なり、全く違う物語が展開されます。

全6巻でまとめてあるので、最後は少し駆け足な感じもしたので、個人的には、出来ればあと2巻くらいは引っ張って欲しかった所です。

逆にアニメ版は、最終回手前辺りで引っ張り過ぎな感じがしたので、もう少しテンポ良く進めて欲しかったなぁ、と。

オススメとしては、アニメ版を見てから漫画版を見た方が良い気がします。

逆だと、あまりの展開の違いに途中から戸惑う気もします。

漫画版は「こういう話の展開もあったかも知れない」という感じで見た方が楽しめると思います。

話の内容的には、漫画版の方がよくある感じの話で、読み易いかも知れません。漫画版の方は、男性陣は男らしく、女性陣は可愛らしく、キャラクターがあまりヒネてない感じがw

結構ネタバレを含みましたが、まだ読んだ事の無い方は、是非読んで見て下さい。